辻四郎ギター工房の様子


観光客や祭りで賑わったゴールデンウィークが過ぎ去り、少し静けさを取り戻した5月某日、以前から行ってみたいと思っていた辻四郎ギター工房を訪れた。
工房は平村の国道304号線と156号線がぶつかる平村唯一の信号の近くにある。
304号線から細い車道を入っていくと普通の民家の玄関先にギター工房を物語る看板(?)が見える。


工房である2階におじゃますると、そこには作業台とギターの各部材が所狭しと置かれていた。

オーダーされたギターを製作するのが辻さんの仕事で、今までに作ったギターは約600本!
「今は完成品はこれしかないんやけど。」と発送前のギターを手にしてくれた。記された「Siro Tsuji」の文字。



辻さんはギターやバンジョーの修理も多く手がけている。
乾燥室には修理中のギブソン、修理を待っているマーチンが何気なくぶら下げてある。その中の1本は1930年代のものとか。


ギターのボディって本当に美しい。(ヘタな裸婦像より”女性”を思わせるのは私だけじゃないと思う)。
今回、素人の私が発見したことが1つ。それはネックの美しさ。それを復元することの難しさ。ギターを作るっていうのはどちらかと言えば、音の鳴りとか技術面をイメージしていたのだけれど芸術面もかなりのウェイトを占めることが良くわかった。


そんな美しいギターやバンジョーの持ち主は「元来の音、姿の復元」を願って、辻さんに自分のギターをゆだねる。

辻さんは言う。「10年前なら断っていた修理も今なら出来る。ただ、最初に見積りするのが難しい。実際は見積りより手間がかかることが多くてね〜。(笑)」
その言葉に数え切れないくらいの修理を手がけてきた職人の自信とこだわりを感じた。


個人の注文も大歓迎の辻さんに最後に聞いてみた。
「辻さんにとって嬉しいお客さんは?」

「楽器を大切に出来る人。どれだけ演奏していても、終わった後に拭くだけで10年後、20年後には全く違う姿になってるよ。」
<辻四郎ギター工房>

 富山県東砺波郡平村下梨1040
 TEL 0763-66-2372
 モデル、デザイン、金額は応相談。


※ この記事はギター素人の管理人が取材しました。
  ご了承ください。



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